*       .PT4 データを複数の .PT4 に分解する
*
*               PT4divide
*
*       v0.01:  from Feb.25,2000.       by dummy.x.(with J-S.I.)

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 PT4divide は、1つの大きなSXアイコンデータ(PT4フォーマット)を、
指定された横幅/縦幅で分割し、別々のファイルに出力します。

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 使い方です。

        >PT4divide [<オプション>] <ファイル名[.PT4]> [<分割ベース>]

 <ファイル名>には、分割処理の対象となるアイコンデータファイル名を
指定します。拡張子を省略すると ".PT4"を補います。

 <分割ベース>は、分割後のファイル名の最初に付く文字列です。省略
されると空文字列となります。

 分割後のファイル名は、次のようになります。:
                <分割ベース><分割番号>.PT4
 <分割番号>は、そこまでに分割してきたデータの数のことで、0,1,2,...
とカウントアップされていきます。
 <分割番号>の桁数は、分割される個数に応じてプログラムが決定します。


 <オプション>には、次のコマンドラインオプションを指定できます。
英文字の大小は無視されます(-a と -A は同じです)。

        -c[<w>][,<h>]
                ...     分割サイズの指定

                 分割サイズを、横<w>×縦<h>ドットとします。
                 <w>,<h> 共に、値の範囲は1〜256で、初期値は10
                です。

                 <w> か <h> のどちらかを省略することができます。
                その場合、以前の設定値がそのまま残ります。:
                        ex)     >PT4divide -c15,20 foo.PT4 -c,7
                                この場合の分割サイズは<w>=15,<h>=7

        -d[<w>][,<h>]
                ...     分割後のアイコンのサイズ指定

                 分割した後のアイコンサイズを、横<w>×縦<h>ドットと
                します。
                 <w>,<h> 共に、値の範囲は1〜256で、初期値は10
                です。

                 <w> か <h> のどちらかを省略することができます。
                その場合、以前の設定値がそのまま残ります。:
                        ex)     >PT4divide -d15,20 foo.PT4 -d16
                                この場合の分割後サイズは<w>=16,<h>=20

        -n<no>  ...     分割するデータ番号の指定
                 分割対象ファイル中の <no> 番目のみを分割します。
                 例えば15個に分割されるデータがあったとして、その
                6番目だけを分割したい時には -n6 と指定します。

                 このオプションを指定しなければ、全てのデータを分割
                します。

        -?      ...     使用法表示
                 プログラムの簡単な使用法を表示します。


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使用上の注意:

○<分割ベース>が長すぎると、次のような問題が生じる怖れがあります。:
        ・出力ファイル名がダブってしまう
                この場合、前に書き出したファイルは失われます。
        ・ファイル名が字数限界を超えてしまう
                これは、<分割ベース>を短くするしかありません。


○右側および下側の「余り」部分も、分割の対象となります。
         例えば、48×48の画像を10×10に分割すると、
                48÷10=4...余り8
        となります。縦横共に8ドット余るわけです。
         この余り8ドットは、2ドットの空白を補って10×10として
        分割されます。
         つまり、この場合の分割アイコン数は4×4=16個ではなく、
        5×5=25個となります。


○「分割サイズ」が「分割後のアイコンサイズ」より小さい場合、不足分は
空白ピクセルで補われます。
 逆に、「分割サイズ」が「分割後のアイコンサイズ」より大きい場合は、
オーバーしたピクセルは失われます。
        例)分割サイズ=30×30、分割後サイズ=28×32

                   0            28 30
                 0┌──────┬┐
                  │            ││    分割後に保存されるのは
                  │            ││    この (0,0)-(27,31) の範囲になる。
                  │            ││    (28,0)-(29,29) は保存されず、
                  │            ││    (0,30)-(27,31) は空白ピクセルで
                  │            ││    埋められる。
                  │            ││
                30│──────│┘
                32└──────┘


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著作権とか:

 このプログラムはフリーウェアですんで、そういう風に扱ってください。

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雑記:

 ドライブ名文字アイコンを描いてて、いざ保存しようとした時に「さて、
どう保存すればいいものか」と考え込んでしまいました。:

        ・A〜Zの26文字を1文字ずつ別ファイルにすると、登録する
        には楽だけど、明らかに容量の無駄だ。
                                ↓
        ・26文字を1つのアイコンにしてしまうと容量の無駄は少なく
        なるが、今度は登録するのに手間がかかる(文字毎にコピーして
        サイズ調整して・・・・とか色々しなくちゃならない)。
                                ↓
        ・しょうがない、分割するツールを作るか。

 ということで作ったのが、この PT4divide です。

 普通はまず使う必要のないものですが、私はしばらく使っていくことに
なりそうな気がしています。

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 それでは、また。

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run to the stars.

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